さくら布ぞうりの会
古布から生まれる心地よさ
集まって作るから楽しい
「さくら布ぞうりの会」は、毎月2回、桜環境センターに集まって、おしゃべりしながら作品を作っています。代表の岩田明子さんに、発足のきっかけを聞きました。
「2018年6月に桜環境センターで開催された布ぞうりの制作講座がとても楽しくて、団体を作りました。コロナ以前は栃木県から参加する人もいて、カフェに作品をおいて販売する計画もありました。少しずつ仲間が増えて、桜サマースクールで講座を行ったり、イベントで作品の販売もできるようになりました。
子どもでも作れる喜び
布ぞうりは健康によく、かわいいので、以前から道の駅などで購入していたという岩田さん。桜環境センターで行われた講座で、お子さんに教えたことが特に心に残っています。
一足の布ぞうりを短時間で作り上げるのは大人でも難しく、講座では、事前に鼻緒などを準備しておくことで、子どもたちでも時間内に完成させることができました。完成すると子どもたちが走り回って喜んで、ハイタッチして帰っていったのが本当にうれしかったといいます。
思い出の古布をかたちに
布ぞうりは大人から子どもまで、どの年代でも使えるのが魅力です。また、ゆかたやTシャツなど衣服を生地として活かすので、その服に残る思い出も一緒に編み込めるそうです。古いものを活用できて、思い出も残って、ごみも減らせると注目されています。
いっそう交流を広げたい
桜エコ・フェスタに初参加した2019年には、展示作品を見た方が作ってみたいと活動に参加してくれました。購入したものを、一緒に参加した団体「エコリサイクル桜」のエコバッグに入れてさしあげたのも楽しいコラボでした。
今年は、ベーシックな布ぞうりから各人が工夫した手作りの雑貨まで、様々なものを展示販売する予定です。
「おしゃべりしながら楽しく手仕事をしています。手と口両方動かすと体にも心にもいいですよ。そして、思い出の布も活かせます。皆さん、お気軽にご参加ください」と岩田さん。年齢や性別を超えた多世代の交流として、健康にも環境にもやさしいエコな活動を続けています。
さくら布ぞうりの会
Tel : 048-710-5345
(さいたま市桜環境センター環境啓発施設)
HP : https://sakura-kc.saitama.jp/kankyo/group/sakuranunozouri