社会福祉法人
埼玉福祉事業協会
「働きたい」方に
いろんなメニューを
できることを提供する支援サービス
社会福祉法人埼玉福祉事業協会は、「杉の子学園」を母体として、どんなに障がいが重くても「働きたい」思いを実現することを目指して、1994 年に開設されました。現在、18 歳から 70 歳まで約 270 人の入所・通所の利用者に生活や就労の支援サービスを提供しています。
障害者支援事業は多彩で、就労支援では生活介護から就労A型まで、異業種の職人さんや企業との連携も含めて、パンや菓子の製造販売を行う「あかしあの森」、野菜を育て収穫する農園、それらを販売する「杉の子マート」、フィットネスや和カフェなどを展開しています。生活では、入所だけでなくショートステイや日中活動支援までライフスタイルに合わせたメニューを用意しています。
プロの指導で価値あるものを
理事長の髙橋清子さんにお話を伺いました。
「プロのパン職人やパティシエをスタッフに雇用して、ご利用者と一緒に価値の高いものづくりをしています。焼き菓子にはバター100%、パンにはイーストフードを使わず、添加物も極力控えているから、おいしくてからだにもいいものですよ」
ショコラクロワッサンにはベルギー産チョコレートを使い、レーズン食パンにはカルフォルニア産の天日干しレーズンを使用するなど、細部までこだわったパン等の製品製造が魅力です。 県内のレストランチェーンや球場、遊園地で提供されているパンやお菓子を製造していたり、埼玉トヨペットや日産プリンス埼玉で出されるおしぼりを製作していたりといった品質の高さが自慢です。また、廃棄をなくそうと「サデコMONOがたり」でロスパンを販売しています。
自立を後押ししています
髙橋さんは、「まずその人を好きになる」ことが大切といいます。好きになれば、その人が得意なこと、できることが見つけられる、どう活躍できるか考えられるからと。
パンの職人はパン作りを通じて障がいを理解し、自分のお店を出すときにスタッフとして雇用したり、以前勤めていたお店に紹介したりもできるようになります。また、フィットネスのトレーナーは通常の顧客だけでなく、障がいのある人の対応もできるようになるなど、お互いにプラスも多いといいます。障がいのない人が理解を深めて、障がいのある人の自立を後押しすることが、ともに働き、ともに暮らしていける社会の実現につながると考えています。
できること、いっぱい
絵を描くのが得意なら、その絵を商品デザインに生かすというように、本人の障がいと個性を考えて選べる職種は 15 種類以上。女子美術大学とコラボした企画は、布印刷工房として活躍中です。
また、情緒面で就業が難しい方や体調を崩しやすい方、服薬の調整が課題の方などのために、2020 年には念願のクリニックを新設。医療的ケアが必要な方も安心して受け入れられるようになりました。
地域にあって高齢等で後継者がいない事業を、障害者の就労支援で承継することもしています。「松葉納豆」さんのご主人から教えてもらった納豆づくりは、障害者の働く場の一つとして開店しました。納豆工場やクリーニング店も運営しています。この先も楽しみです。
商品は、さいたま市内の障害者施設が参加するオンラインショップ「サデコMONOがたり」でもご購入いただけます。
社会福祉法人 埼玉福祉事業協会
住所 : 〒331-0060 さいたま市西区塚本町1-94-1
Tel : 048-625-5100 / Fax : 048-625-5011
HP : https://www.suginoko-g.or.jp/
ネットショップ : https://akashianomori.com/
E-mail : saifuku☆suginoko-g.or.jp
※☆を@に変えてください。