公益社団法人 やどかりの里 すてあーず
作って 売って つながって
桜エコ・フェスタ歴10年
桜エコ・フェスタで初回の2015年から参加している「すてあーず」は今年10月、同法人の「やどかり情報館」内に活動場所を移し新たなスタートを切ることになりました。やどかりの里は精神障害のある仲間が集まり、ともに働き、社会参加をしていく場です。1970年に開設し2011年に公益社団法人に移行、さいたま市見沼区などでグループホームや生活支援センターを運営しています。
手作りの品物を届けたい
得意とするものづくりは、革・布製品やステンドグラス、布小物の製作販売。イベントなどで革細工の小物を作るワークショップも行っています。
2019年のエコ・フェスタでは他の団体と初コラボ。売れるものを意識したものづくりとは違う、作り手の思うままに表現する方法を知り、刺激になりました。桜エコ・フェスタのような、いろいろな人と出会って、話して、売って、知ってもらう機会の大切さを強く感じているそうです。
支えあう仲間と
すてあーず(やどかり情報館)は就労継続支援B型事業所という障害のある方が働く場です。ここで製作した製品の売上は、当事者であるメンバーの工賃となります。メンバーに少しでも多く賃金を支払うためには仕事が必要です。さいたま市や市内、県内の他事業所とも連携を図りながら、製品のブラッシュアップの研修を受け日々ものづくりに励んでいるほか、使用しなくなったユニフォームや横断幕などのアップサイクル事業や、企業からの軽作業の請け負いなどを行っています。
製品は、買ってくれた人に喜んでもらえるものをと、メンバー一人一人が誇りを持って作っています。品物はイベントや委託している店舗、ネットショップで販売し、売上は工賃所得にもつながり、メンバーにとっては、ものづくりを通じて社会参加の機会にもなります。手作りの品のネット通販サイト minne(ミンネ)などでも販売し、お客さんからコメントをもらえたときは特にうれしいそうです。
「精神の障害は見た目には分かりません。まずはイベントやお店でお客様と接することも、障害者に対する理解につながると思います」とスタッフの宗野さん。
生き生き暮らすために
やどかりの里が目指すのは、障害のある人が健康を保ちながら生き生きと暮らすこと。地域の人に支えられ、地域の人から必要とされるようになりたい、社会とつながりたいと、希望をもってがんばっています。見沼区を訪れた際は、ぜひ、やどかり情報館に立ち寄ってみてください。笑顔のスタッフと素敵な品物が待っています。
商品は、さいたま市内の障害者施設が参加するオンラインショップ「サデコMONOがたり」でもご購入いただけます。
公益社団法人やどかりの里 やどかり情報館
住所 : 〒337-0026 さいたま市見沼区染谷1177-4
Tel : 048-688-8223 / Fax : 048-680-1894
HP : https://www.yadokarinosato.org/
ネットショップ : https://minne.com/@stairs-y すてあーず (thebase.in)
E-mail : stairs☆yadokarinosato.org
※☆を@に変えてください。