
公益社団法人
やどかりの里
ここちよい暮らしのかたちを求めて
「エコ・フェスタ」でつながって
公益社団法人やどかりの里は、精神障害のある人たちとともに地域で暮らすことをめざして、働く場やグループホーム、カフェなど見沼区を中心に13の事業所を運営しています。
桜エコ・フェスタには初回の2015年から、その事業所のひとつで革や布、ガラスを使ったオリジナル製品の製作・販売を行う就労継続支援B型事業所「すてあーず」が参加してきました。
今回は、すてあーずも入っている「やどかり情報館」と、使用済パソコンの解体分別などを行う「あゆみ舎」が参加。オリジナル製品の販売とペットボトルキャップでプレートタグを作るワークショップを行い、使用済パソコンやスマホの回収も行います。職種は違いますが、精神障害のある人が健康を保ちながら「働きたい」思いを実現している場所です。

病気や障害があっても、
自分らしく暮らす場を
1970年、精神の障害が福祉の範ちゅうに入っていず、社会的なサポートもなく地域の中で暮らすことが難しかった時代、やどかりの里は地域で「ごくあたりまえ」に暮らすことを目指してスタートしました。それは、単に⼈並みの⽣活をすることではなく、障害があっても尊厳が守られ、笑顔で⾃分らしく⽣きられる社会だといいます。
やどかりの里では現在、さいたま市を中⼼に300人ほどの精神障害のある⼈の暮らしを⽀える活動をしています。それぞれの人の得意なことが活かせるような働き方を提案し、製品はHPやminne(ミンネ:手作りの品のネット通販サイト)などでも販売。また、現場だから見える、障害のある人たちの現実を行政に届け、よりよい社会の実現にも取り組んでいます。

生きづらさを抱える人たちのために
さまざまな格差が広がり、困っていても「助けて」と声を上げられない人たちがいます。やどかりの里では2021年、これまでの経験を活かして、居場所をつくる活動を始めました。医療・福祉の専門職のほか、精神障害を経験された人たちや音楽家、地域の人たち、2頭のヤギも加わって、地域の中で、みんなが笑顔で楽しめる活動を広げています。
やどかりの里では、応援団として法人会員や支える会の会員を常時募集しています。精神の障害は見た目には分かりません。いろいろな人と出会って、話して、売って、知ってもらう機会のひとつとして、桜エコ・フェスタにも参加しています。

公益社団法人 やどかりの里
【やどかり情報館すてあーず】
住所 : 〒337-0026 さいたま市見沼区染谷1177-4
Tel : 048-688-8223 / Fax : 048-680-1894
【あゆみ舎】
住所 : 〒330-0804 さいたま市大宮区堀の内町1-37 一武ビル103
Tel /Fax : 048-648-2555
HP : https://www.yadokarinosato.org/
ネットショップ : https://minne.com/@stairs-y
すてあーず (thebase.in)
