特定非営利活動法人
ゆいのわ

農業×福祉を事業に

見沼のおいしいネギ

見沼に広がる畑で収穫される、太くて柔らかい長ネギは、桜エコ・フェスタでも大人気。販売するNPO法人ゆいのわ(就労継続支援B型事業所)の利用者さんも、この機会をとっても楽しみにしているそうです。ゆいのわのネギは、知的・精神障がいをもつ9人の利用者さんと4人のスタッフが丹精込めて作っています。

ネギ畑が7つに増えるまで

ゆいのわが設立されたのは、2016年のこと。農業経験者と福祉経験者が親戚同士で、一緒に農業を盛り上げたい、障がいのある人たちの生きがいにもつなげたいと手を組みました。最初は小さな畑で始め、5年の間に7か所の畑に拡大しました。

ネギは他の野菜と比べて通年栽培ができるので、作業内容が年間通して変わらず、安定していて、ストレスが少ないのだといいます。 ネギづくりは暑さや水に弱く、天候によって出来不出来はありますが、畑をいくつかに分けてサイクルを回すことで、常に収穫するという流れをつくっているそうです。

主な卸先は地元の農協、ヨークマート、上山口新田のビニールハウスで直売もしています。

美味しい長ネギを無駄なく食卓へ

収穫した長ネギは①「根葉切り機」で根と上の葉の部分を切り、②更に余分な葉を剥き、③サイズ別に仕分け、④袋につめ、⑤お客様のもとへ出荷。冬場は泥付きネギが人気です。これらの作業は全てビニールハウスの中なので、天候に左右されずに行えます。

また、根葉切り機で切った葉は、今は使い切れず畑に捨てていますが、その部分を加工品に使うなどして食品ロスをなくしていきたいと考えています。

人とかかわることを大切に

「利用者さんは、ねぎを直接販売することが大好きです。中には計算が苦手な子もいますが、お客様には待ってもらいながら、あえてやってもらい、販売や人とかかわることの楽しさを知ってもらっています」と杉山忍真さん。スタッフも、利用者さんの成長をみていくのを楽しみにしています。

最近は、見沼の中原堂マルシェでも販売するなど、お客様とかかわれる場をさらに探しながら、日々、ネギ栽培に勤しんでいます。

特定非営利活動法人 ゆいのわ

住所 : 〒337-0032 さいたま市見沼区東新井710-133
Tel / Fax : 048-812-5747
HP : http://xn--n8j7d0ctb.com/
E-mail : npo.yuinowa☆gmail.com
※☆を@に変えてください。