有限会社
ケアーステーションさつ

アトリエ案樹

>>>Story 

アップサイクルで
再び輝くものに

和小物づくりで就労支援

アトリエ案樹では、箪笥に眠っている和服を使って華やかな「つまみ細工」に生まれ変わらせ、新しい持ち主の元へ届ける「アップサイクル」を手掛けています。

「つまみ細工」とは、小さな布を折ったりつまんだりして作った花びらなどを組み合わせて、かんざしや帯留めの飾りにする伝統工芸です。

アトリエ案樹は、地域に住む障害のある方々が自分らしく、持てる力を発揮できる場所にと、2021年に設立された就労支援施設。施設長の高松さんは、「アクセサリーや正月飾りなど素敵な作品ができると、利用者さんの自信と喜びにつながります」といいます。6人の職員と11人の利用者が和服のリメイクのほか、編み物や木工作業を行っています。 桜エコ・フェスタへは初参加。高松さんに、手仕事のお話と、これからの希望をお聞きしました。

古布からアイデアを広げて

「つまみ細工」の材料となる「羽二重」は高価な生地ですが、古布を再利用するので手ごろな価格に。きっかけは、古着店から不要となった和服を分けていただいたこと。古布を使って何ができるか様々な案を出していき、アップサイクルへと発展していったといいます。

バッグチャーム、正月飾り、アクセサリー作りは、着物の解体から始めます。次にアイロンをかけてカットし、花弁・花芯を形成し、それぞれを貼り合わせて作ります。 正月飾りは、しめ縄に取り付け形を整え、アクセサリーは、土台に貼り合わせて完成。どちらもおおよそ6、7工程あり、大きさによっても変わりますが、1作品が完成するまでに、3~5日程度かかります。

多くの人に知って、
手に取ってもらいたい

作業はどれも細かくて根気がいりますが、利用者の皆さんは、時々おしゃべりしながら集中して行っています。高松さんたちスタッフは皆さんの集中力が切れないように見守りながら、疲れたり迷ったりしたときには声をかけて休憩を促したり、他の作業へ誘導したりして、円滑に取り組めるように気配りをしています。

事業所の開設からまだ1年。知名度が低いこと、コロナ禍でイベントがなく市民のみなさんが手にとっていただく機会の少ないことが悩みの種。これからは様々なイベントに参加するとともに、ほかの団体とコラボして作品の幅を広げていきたいと考えています。

ご興味があれば、ぜひ、Instagramもご覧ください。日々更新しています。


商品は、さいたま市内の障害者施設が参加するオンラインショップ「サデコMONOがたり」でもご購入いただけます。

有限会社ケアーステーションさつき アトリエ案樹

住所 : 〒336-0021 さいたま市南区別所1-10-14
Tel : 070-8374-2633
HP : https://bit.ly/3PMBzTt
Creema : https://bit.ly/3AehjVe
E-mail : atelier.ange☆welforest.jp
※☆を@に変えてください。