特定非営利活動法人あけぼの会
あけぼの作業所

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試行錯誤した自慢のお菓子

障害があっても働く場を

あけぼの作業所は、特別支援学校を卒業した障がいのある人の働く場、社会参加の場として、1996年に設立されました。

「今は知的・精神障害のある方23人が、日々、クッキーやマドレーヌなどお菓子の製造と、地図折りやボールペン組み立てなどの軽作業を行っています」と、管理者の久徳晃正さん。

元々は保護者が作っていたのを、自分たちで作ってみたいと始めたもので、自分で作ったものを誰かが買ってくれて、自分たちの工賃になるのも楽しみだといいます。 桜エコ・フェスタには、初回の2015年に参加して以来となる2回目です。1回目の時は、他の団体のブースを見たり体験したりできたのが心に残っているそうです。

何年もかけた商品づくり

「とこなつ」「すぱいす」「ちーず」「みそごま」「ちょこナッツ」「黒ごま」。クッキーの名前も、作り方も、施設を利用する方々が分かるか、作れるかを基準に、何年もかけて考えたそうです。分かりやすいネーミングと手軽な大きさで、小さなお子さんから高齢の方まで、誰にでも手に取りやすいのも特長。

中でも、一番最初に作られた「塩ごまクッキー」が根強い人気とか。こちらも人気の、埼玉県のマスコット「コバトン」をあしらった「コバトンマドレーヌ」は、プレーン・紅茶・抹茶・ほうじ茶・レモン・コーヒーなどがあります。

販路を探して

これらの品物は、以前は区役所や公民館、県庁などで販売していました。今、多くの販売者と同様、コロナ禍で販売するイベントがなくなり、売上が減ってしまいました。

久徳さんは、これからは他の施設とのつながりを深めて情報共有しながら、一緒にお菓子や手作り品を販売できる場所を増やしていきたいと考えています。 「自分たちで作れそうなお菓子を何年もかけて考えてきましたので、ぜひご賞味ください」と久徳さん。

様々な障害を持つ方々の仕事や暮らしの支援をしながら、障害のある人もない人も地域の中で安心して生活できる社会を目指してがんばっています。

特定非営利活動法人あけぼの会 
あけぼの作業所

住所 : 〒336-0026 さいたま市南区辻1-30-15
Tel : 048-866-3258 / Fax : 048-753-9171
HP : http://akebonokai.wixsite.com/akebonokai
E-mail : akebono☆npo-akebono.com 
※☆を@に変えてください。