おやこ劇団 にしうらわ

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子どもたちと立つ舞台

子どもたちは桜エコ・フェスタの花

桜エコ・フェスタで、舞台に立つ子どもたちの笑顔がひときわ目を引く「おやこ劇団にしうらわ」。流暢な「小噺」や、形の変化に目が離せない「南京玉すだれ」で場を朗らかにしてくれます。道端でオレンジ色の可憐な花を咲かせるナガミヒナゲシが、実はほかの植物の脅威になっている話を、かわいらしく演じたこともありました。

大人も子どもも一緒になって創作する

おやこ劇団にしうらわは2015年に幼稚園のママ友で結成し、桃太郎劇を親子で演出し、コミュニティセンターのお祭りで初舞台を踏みました。

小さい子がいる家族同士なので最初は稽古も大変でしたが、当時小学1年生だった子たちも今では中学生。変わらず積極的に参加していて、現在は未就園児も含め、4~5家族で活動しています。講師料をもらうと、子どもにもきちんと分配しています。

活動の場は、保育園や高齢者施設、地域のお祭り、イベントなど。子どもたちが訪ねると、おばあちゃんたちが涙を流して喜んでくれ、自分の孫が来てくれたと思う方もいるそうです。

家族ごとの得意を強みに

公演では、当日に欠席者がでても支障のないよう、各家族ごとに「南京玉すだれ」「皿まわし」「小噺」「手話ソング」「パネルシアター」など得意分野を披露しています。

南京玉すだれは、代表の江島さんが中学校で「さわやか相談員」をしている時に、一緒にあそび場活動をしていた主任児童委員(民生委員)が生徒に見せたり、教えたりしていたのを覚えたもの。今では劇団の代表演目で、子どもたちも様々な技を繰り広げます。公演では観客にも参加してもらって、一層楽しくなるそうです。

おやこ劇団は生活の一部

江島さんは今、地域包括支援センターで職員として働きながら、自らも主任児童委員となって相談を受ける仕事をしています。ほかのメンバーも活動や仕事柄、相談を受けることが多く、おやこ劇団にしうらわでの活動がさらに原動力となっています。

劇団は、南区の社会福祉協議会に団体登録していて、高齢者の犬の散歩などのボランティア活動も行っています。昨夏には西浦和公民館の体育室で未就学児向けにパネルシアターを開催しました。

江島さんは、相談員時代の主任児童委員の方の言葉「自分が幸せになるためには、人に喜んでもらったり、ありがとうと言われることを覚えなさい」を、いつもメンバーに言っているそうです。頼りになるメンバーとともに、これからも地域活動をしていきたいとのことです。

「南京玉すだれやスケッチブックシアターなど、どこでも披露できることを覚えたい方、いつでもお声がけください」。

おやこ劇団にしうらわ

E-mail : anpanmaman7☆gmail.com
※☆を@に変えてください。