公益社団法人やどかりの里
すてあーず
>>>Story
作って 売って つながって
「エコ・フェスタ」でつながって
桜エコ・フェスタでは2015年の初回から参加している「すてあーず」は、革細工の小物を作るワークショップや布小物の販売を行っています。2019年には、ほかの団体と初コラボ。売れるものを意識したものづくりとは違う、作り手の思うままに表現する方法を知り、刺激になったそうです。
手作りの品物を届けたい
すてあーずは、1970年に開設した公益社団法人やどかりの里の運営で、障害のある人の働く場。2012年から見沼区南中野でリサイクルショップの運営と、革・布製品の製作販売を行っています。
やどかりの里の開設当時、精神の障害は福祉の範ちゅうに入っていませんでした。障害者自立支援法が施行された今、メンバーに少しでも多く賃金を支払うためには仕事が必要です。現在時給220円。この工賃アップをはかるために企業の軽作業なども請け、約30人のメンバーと5人のスタッフで活動しています。
製品は、買ってくれた人に喜んでもらえるものをと、メンバー一人一人が誇りを持って作っています。売上は工賃所得にもつながり、メンバーにとっては、ものづくりを通じて社会参加の機会にもなります。手作りの品のネット通販サイト minne(ミンネ)などでも販売し、お客さんからコメントをもらえたときは特にうれしいそうです。
活動の場を探して
コロナ禍でイベントが減ったことで、販売の機会が減ってしまいました。今は自分たちのお店と委託している店舗、ネットショップで販売しています。また、狭い作業場では密にならずに作業することが難しいため、新しいメンバーを受け入れにくく、作業時間を増やすことも制限せざるを得ない状況です。
「精神の障害は見た目には分かりません。まずはリサイクルショップの店員としてお客様と接することも、障害者に対する理解につながると思います」と宗野さん。
桜エコ・フェスタのような、いろいろな人と出会って、話して、売って、知ってもらう機会の大切さを強く感じています。
生き生き暮らすために
すてあーずが目指すのは、障害のある人が健康を保ちながら生き生きと暮らすこと。見沼区のお店には常連さんが多く、買い物よりおしゃべりに来店されるのも、人とのかかわりが好きなメンバーには励みになっています。
コロナ明けにはまた地域の人に開かれたワークショップをしたい、地域の人に支えられ、地域の人から必要とされるようになりたい、リサイクルショップもごみを減らす社会貢献で社会とつながりたいと、希望をもってがんばっています。見沼区を訪れた際は、ぜひ、すてあーずのお店に立ち寄ってみてください。素敵な品物が待っています。
商品は、さいたま市内の障害者施設が参加するオンラインショップ「サデコMONOがたり」でもご購入いただけます。
公益社団法人やどかりの里
すてあーず
住所 : 〒337-0042 さいたま市見沼区南中野844-22
Tel : 048-688-8223 / Fax : 048-687-4483
HP : https://www.yadokarinosato.org/jigyousyo_syoukai/hatarakuba/stairs/
ネットショップ : https://minne.com/@stairs-y すてあーず (thebase.in)
E-mail : stairs☆yadokarinosato.org
※☆を@に変えてください。