田島ヶ原サクラソウ自生地
を守る会

サクラソウの減少に危機感

田島ケ原サクラソウ自生地(4.12ha)は桜草公園内(15.96ha、桜区大字田島)にあり、国指定特別天然記念物です。田島ケ原サクラソウ自生地を守る会では例年3月から4月、サクラソウ開花期のガイド活動を中心に、同地の保全に向けた普及活動を行っています。 しかし、残念なことにサクラソウは2003年最盛期の235万株から減り続け、2026年には16%の38万株まで減少しています。教育委員会ではなんとか挽回しようと2026年3月に『特別天然記念物田島ケ原サクラソウ自生地緊急調査報告書』を緊急刊行しました。

サクラソウは変異の多い植物です。
特に花の色、花びらの枚数はよく目立ちます。
普通、花 びらは5枚ですが、写真のように最大10枚もあります。
最少は4枚です。

サクラソウ自生地を取り巻く環境

田島ヶ原サクラソウ自生地は桜草公園の真ん中にあります。会員の福島一之さんは「自生地は教育委員会、公園は都市局が管理しており、指示系統が違います。同じ場所であれば同じ指示・管理体制にしてこそ両者の力が発揮され、サクラソウも増えていきます。サクラソウ自生地の保護管理を公園の中に位置づけていき、さらなる100年に向かってサクラソウを守り育てて、四季を通して楽しめるさいたま市の荒川堤防・河川敷としていきたい」といいます。

子どもたちに自然と接する機会を

福島さんは、サクラソウの開花時期、あるいは草焼きの時に毎年、見学に来た小学生と話すそうです。子どもたちに自分が小さい頃はスイバなどの野草をかじった話をしても通じないのに、ジャコウアゲハの幼虫や蛹には絶大な興味を示すのはビックリする、といいます。そんなとき、子どもたちを自然の中で遊ばせることの大切さを感じるそうです。

サクラソウは花筒が長いので普通のハチでは蜜まで届きません。
写真のヒゲナガハナバチは口吻が長いので蜜を吸うことができます。
荒川ではナヨクサフジにつれて南下しまし た。

仲間とともに桜エコ・フェスタに
参加して

福島さんは、一緒に桜エコ・フェスタを盛り上げてきた参加団体みんなに興味と親しみがあります。去年は、同じように荒川河川敷の自然を大切にするビオ・荒川さいたまとして、公園とサクラソウ自生地の管理の統一を主張し、お願いしました。今回はビオ・荒川さいたまと田島ヶ原サクラソウ自生地を守る会を同じブースで出展。スローガンは「サクラソウ自生地と桜草公園は一本化してサクラソウを守ろう」です。 「今、さいたま市の荒川は第2、第3調節池の工事たけなわです。気付いた時にはコンクリートの施設になって自然のかけらもなくなり、立入禁止区域ばかりになってしまっています。桜草公園もこのままでは飲み込まれてしまいます。桜環境センターのすぐ近くです。天気のいい日にはぜひ遊びに来て、自然に親しんでください」。

サクラソウの特徴は独立中央対座(合成の雌しべ)です。
2015年6月6日偶然子房が割れて中央対座が見られました。
  田島ヶ原サクラソウ自生地を守る会

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